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【サポート選手情報】一本松静香選手 IRONMAN70.3セントレア大会 レースレポート

トンプソンがサポートするトライアスリート 一本松静香選手より、6月11日に愛知県にて開催されたIRONMAN70.3セントレア大会のレポートが届きました。

本人のレポート&写真とともに、ご紹介させていただきます!

 

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大会:IRONMAN70.3セントレアジャパン
開催日時:2017年6月11日(日)
距離:Swim 1.9km / Bike 90.1km / Run 21.1km

 

IRONMAN70.3セントレアは、9月にアメリカテネシー州で行なわれるIRONMAN70.3世界選手権の出場権を獲得することを第一の目標にレースに臨んだ。今シーズンはIRONMAN KONAの出場権、宮古島3位入賞とそれぞれ設定目標を達成してきたので、このレースでも確実に世界選手権の権利をとりたいところであった。

スタート時間は9時30分で気温は20度超え。待ち時間上着を着るか着ないか迷うぐらいの温度だが日差しは強かった。
水温は20度を少し上回り、若干冷たい。会場入りしたのは2時間半前で余裕があったので、男子のスイムスタートを3ウェーブ分見て研究した。浜から浅瀬に向かって一直線に並んでスタートするのだが、浜からスタートする人、または水の中からスタートする人がいて、どちらがいいスタートを切れるのか自分と重ね合わせイメージした。結果、真ん中からスタートするのが最善だと考え、最前列の真ん中から号砲とともにスタートを切った。

IMG_6803-01

私がイメージした通り、真ん中からのスタートは、小走りをしイルカ飛びをした勢いで泳ぐことができ、いいスタートを切ることができた。

最初の200mはハイペースでいくが、ある程度周りとスピードを合わせながら泳ぎ、200m以降はリラックスしながらスピードをあげて泳いだ。そんな中リレー出場の男性が一人飛び抜け前へ行く姿が見えたのだが見失ってしまい、300mから折り返しの1kmほどは独泳で、自分のペースで気持ちよく泳いだ。

残り1kmの折り返し時点からは、15分前にスタートした前ウェーブの選手が続々と現れ、上手く交わしブイめがけながら自分のペースを刻んだ。最終ブイから浜辺への距離が想像以上に遠く、潮で左に流されるのに逆らいながら、最後まで集中力を切らすこと無く泳いだ結果、予想通りの27分で女子1位でスイムゴールした。

一本松静香

スイム後は落ち着いて着替えを済ませ、焦ること無くバイクをピックアップし、順調にバイクスタートをした。
バイクコースは平地でカーブ多めの4周回のコースで残り30kmはアップダウンがある。1周回目はあまりの人の多さにびっくりし、カーブや細道などの危険ポイントを確認しながら走った。周回は混雑して走りにくかったが、周回ごとに応援をたくさんしてもらえるためパワーが湧いてくる。

一本松静香

パワーをもらいながら順調に走っていたが、1周回目の15km地点あたりで、前方不注意によってカラーコーンに突っ込み落車をしてしまった。頭が真っ白になりチェーンが引っかからないままこぎ続け、何も考えられない状況だった。しばらくして我に返り、「何のためにレースをしにきたのか、世界選手権の権利を取るために来たのだ。」と、自問自答をした結果立て直すことができた。転倒による足や腕の痛みによって集中が欠けたが、一点に意識を集中させ無心になってこいだ。すれ違う仲間や応援の声は耳に入ってこなかったため、友人はびっくりしただろう。

2周目、3周目といつも以上に長く感じたが、気づけば残り30km地点にいて気持ちもだいぶ落ち着いていた。残り30kmは人が少なく自分のペースを取り戻すことができ、バイクエイジ1位でのフィニッシュとなった。

一本松静香

トランジションをスムーズに終えランに入った。ランコースは坂が多いとは聞いていたが、予想以上に多い上、長く緩い坂や急で短い坂などバリエーションが多く心身ともに疲れている状態で対応するには辛いコースだった。

落車の影響により左足の調子が悪く、身体が重い。2kmごとにあるエイドステーションに寄り毎回頭から水を被り意識を飛ばした。時計は付けていないので確かなペースは分からなかったが、感覚的なペースとしては、あきらかに遅い予感はしていた。そして少しずつ後ろに追いつかれないかと不安になり始める。しかしこれ以上ペースは上がらないので、ペースが落ちないように一定のリズムで10km、15km、20kmと走り続けた。

一本松静香

そして残り1kmになり、盛大な応援とともにいろいろな感情がこみ上げてくる。そのとき、すごい勢いでオーストラリア人選手に抜かされる。自分にはついていける気力が残っていなかった。周りからの声援に応えたくて必死で追ったが、追いつけず。

結果はエイジ総合2位で、エイジ別優勝となった。追いつけなかったものの、ゴール後は声援の中で走れた充実感、ゴールできた安心感、また悔しさが込み上げてきて、しばらく走りたくないと思いながらも、トライアスロン最高!と叫びたくなった。

一本松静香

 

まとめ   
IRONMAN70.3セントレアはIRONMAN KONA(世界選手権)に向けて、スピード力を上げて自信をつけたかった。しかし自分の不注意によって落車し、ゴールするので精一杯という情けない結果になってしまった。転んだ後は、何度も出てくるネガティブな自分と戦い、自分に勝ち続けた。その結果、イメージしていたレース展開にはならなかったが、今回の第一目標であるIRONMAN70.3世界選手権の権利を獲得できた。

一本松静香

あきらめていたらそこで終わりであり、あきらめた自分を克服することは難しい。しかし今回あきらめなかったことで、新たに出会った弱い自分に打ち勝ち心の自信がついたことに加え、目標の世界選手権の権利もとれた。最後まで何があるか分からない。練習もレースも、最後まで諦めずに今シーズンのメインレースであるIRONMAN KONA、IRONMAN70.3世界選手権に挑戦したいと思う。

THOMPSON

 

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Race Report : S.ippommatsu
Edit : N.sato

 

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