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【サポート情報】嘉瀬峻介選手 マウンテンサイクリングin乗鞍 チャンピオンクラス5位!

去る8月25日(日)、トンプソンサポート選手の嘉瀬峻介選手が「マウンテンサイクリングin乗鞍」に出場し、最高峰カテゴリーのチャンピオンクラスにて5位という成績を収めました!

嘉瀬選手よりレースレポートを頂きましたので、ご紹介させていただきます。

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嘉瀬峻介選手について>>

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第34回マウンテンサイクリングin乗鞍 チャンピオンクラス 5位 56:42

 

<乗鞍まで>

去年の乗鞍は過去最高の仕上がりまで持っていくことができ、初出場でチャンピオンクラス4位という成績を残せたこともあり乗鞍以降は完全に気持ちが切れてしまっていた。9月~12月の練習時間も月平均で15時間程度。今年に入ると就活が始まり練習時間もあまり取れず、1月~4月の練習時間が昨年の同期間に比べ−76時間と大きく出遅れたシーズンインだった。

5月のハルヒルは15位、富士ヒルも10位と振るわない結果となった。それでも、乗鞍とのシリーズ戦である松本ヒルクライムシリーズの初戦の美ヶ原ではある程度の手応えを感じ、3位の結果を残すことができた。また、乗鞍の一月前に行われた初出場の矢島カップではヒルクライムで優勝し、総合優勝も果たすことができた。GW前には無事就活も終わり5月~7月の練習量は例年以上に積むことができたが、感覚は昨年のパフォーマンスには一歩届いていない感じがした。

今年の乗鞍までに意識していたことは、去年していたことに加えて違ったことをすること。最近毎シーズンのパフォーマンスの上げ方がマンネリ化しており、自分の中での合格ラインを作ってしまうことで頭打ちになっている感じがする。もう一歩上を目指すには合格ラインに達した上で去年とは違うことをすることで頭打ちを打開したいという考えがあった。具体的には練習内容、減量などいくつかあったが結局乗鞍までに達成できたのは、去年継続的にできていなかったローラーの辛いメニューを週一で継続することと、SST領域の峠リピートのような練習を積むこと。さらなる減量、継続的なHIITトレーニングなど去年と違ったことも取り入れたかったが、そこまではできないまま乗鞍を迎えてしまった。

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去年の乗鞍直前に行った、いつもの練習コースである西向き沼TTでは8:44-364w(6.44w/kg)で、圧倒的にベストタイムを更新できた。今年も乗鞍直前に同コースをTTしてこれ以上か同等のタイムが出せれば自信になると思い、疲労を抜いてアタックしたが9:11-340w(6.04w/kg)とベストタイムには到底及ばない結果にかなり凹んでしまった。当日までにもうできることはないのでとにかく気持ちを入れることに集中して当日を迎えた。

 

<レースレポート>

今年も前日午後に受付を済ませ、長野放送のインタビューを受ける。去年と同じアナウンサーの方に去年の結果や今年の調子、抱負等かなり考えられた質問にたじたじとなってしまった。

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松本市街まで降り夕食を済ませて9時頃には就寝。起床は2時半で3時にホテルを出発。駐車場に着き機材等の準備をする。日が出る前は12度とかなり寒かった。機材はホイールが去年と違うという点がある。知り合いにライトウェイトを貸してもらった。

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レース1週間前の試走で前後輪試したが、剛性が高すぎて脚がかなり削られてしまう感じがしたので駆動輪のみいつものホイール。ライトウェイトの性能を引き出す走り方をすれば更に速く走れることはすぐに分かったが、1週間で走り方を変えるのには不安があったし、いざレースとなるといつもの走りをしてしまうと思った。前輪はいつものより40 gほど重かったが高剛性による転がりを信じてライトウェイトを使用することにした。

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スタート15分前にスタート地点に向かう。乗鞍はチャンピオンクラスの出場人数が300人近いので前方に並ぶのが大変だが、去年4位ということでスタート直前にコールしてもらい先頭に並ぶことができた。周りには国内トップレベルのクライマー達。今回マークするのはもちろん森本さん、前年優勝の中村さん、加藤さん。去年5位の梅川くんは今年恐ろしいほど絞ってきていたが、他のレースの結果と1時間のレースで持たないだろうと思っていたのであまりマークはしていなかった。それ以外にも去年3位の田中さん、兼松さんなどもいたがおそらく最後まで残る気はなさそうなので気にしないことにした。森本さんはお盆に単独の試走で56分10秒と驚異のタイムを出しているので森本さんだけをマークし前々に位置取ることにした。

カウントダウンが始まり定刻の7時にレーススタート。昨年同様、比較的斜度の緩い7km地点の三本滝までは牽制気味のペースで行くと思っていたが、予想に反してハイペースで進む。序盤から先頭で田中さんがアタック気味のペースアップを繰り返し、休暇村前辺りから兼松さんが先頭をハイペースで引いていた。自分はまだまだ余裕だったので早めに集団の人数が減らせて良かったが、2人は最後まで勝負に絡むことは考えていないのが一目で分かるくらいの捨て身のペースメイクだった。これはこれで練習会みたいで楽しかったが、、。途中、大野さんのいつもの1人逃げもありそうだったが、集団がハイペースなのに加えすぐにチェックが入り吸収。自分は先頭は一切引かず、これでもかというエアロポジションで5番手ぐらいに位置取っていた。最終局面に備え少しでも脚を残すことを意識した。

スタートから7kmの三本滝通過はどう考えてもコースレコードを超えるペース。給水を取るためにペースが落ちたところで先頭が1人抜けそこに森本さんがついていく。これを詰めようと思ったところで予想以上に脚が削られていることに気づく。ここで兼松さんの一本引きは終わっておりペースは落ち着いていたが、今度は田中さんの凄まじいペースアップに集団も崩壊気味。
ロープウェイのある開けたところで田中さんが抜け出しここに森本さん中村さんがついて行く。少し開いてしまったのでやばいと思い、すぐさま自分も追う。ただこれがかなりのペースで、少し踏んだくらいでは追いつかずにかなり脚を削ってしまう。とりあえずここは追いついたがペースが緩むことはなくかなり辛い状況。

そのまま田中さん中村さんのペースで斜度がきつくなり始める中間地点に差し掛かる。とりあえずはこのまま一定ペースで行って脚を回復させたかったが、ここで集団からすっと抜けてきた梅川くんがアタック。超軽量だから急斜面でアタックするかと思ったが、緩斜面でアタックしたのは意外だった。このアタックが決め手で自分は少し離れてしまう。ここにしっかりついていけたのは森本さん、中村さん、加藤さんの3人。自分から後ろは完全バラバラになってしまった。アタック後はつづらの登りだったので、インコースの最短距離を使ってなんとか先頭の4人に追いつきかけた瞬間もあったが間も無くして完全に離れてしまった。ここでスタートから10km地点。

その後の直線区間ではどこかの大学のウエアを着た選手に追いつかれたので、協調して前を追おうと提案したがその選手は限界だったようで遅れていった。直後に今回6位の中川さんに追いつかれ少し回すが走り方が自分とは正反対でまったく協調できない。しばらくして中川さんにも離されてしまうが、一定の差を保ち進行。後ろを振り返ると視界に入るくらいの範囲に4人ほどがばらけて追ってくるのが見える。やばい。そのまま15km地点の位ヶ原山荘過ぎの緩斜面区間で単独で追ってきた大野さんに追いつかれる。中川さんはまだ視界に入るくらい。トップ4人とはどれほど離されているか分からないが、おそらく相当だろう。大野さんにぴったり付き、そこそこ引いてもらって自分が先頭交代して踏むと大野さんは離れ、中川さんを捉える。大野さんとは最後まで行くことになるかと思ったのでここで離れてしまったのは意外だった。この辺りでなぜか足に力が入り楽しく登れるようになり始めた。

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16km地点ほどで中川さんを突き放し単独でペースを刻む。それでも中川さんとの差は一定のままだったがパワーウェイトレシオはおそらく自分の方が上なので、斜度が急なところはしっかりパワーを出してサクッとこなし、緩斜面はエアロポジションで耐えてなんとか詰められないようにした。

大雪渓手前のヘアピンカーブでは加藤さんが遅れて単独になっているのが見えたが、かなり前なので残り時間的に追いつきそうもない。残り2キロになっても中川さんとの差は〜10秒ほどで広がらないのでひたすら耐える。このまま最後まで先行した状態でゴール。4位の加藤さんから20秒、トップからちょうど2分落ちのゴール。今年も優勝には大きく及ばない結果になってしまった。

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<レースを終えて>

終わってまず感じたことはまだまだ試してみたい、チャレンジしてみたいということです。順位、タイム共に去年とあまり変わりませんがトップのレベルをみるとまだまだやれることがありそうです。去年は過去最高の仕上がりで2位争いまで絡めたのでレース後の満足感は大きかったですが、今年は全く満足できていませんし、今後のチャレンジに向けたモチベーションはかなり大きいです。今後も1番を目指して挑戦し続けます。

最後に一緒に練習して頂いた方、機材等サポート頂いた方、応援してくれた方、本当にありがとうございました。

嘉瀬 峻介

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<使用機材>

フレーム:THOMPSON MAESTRO
コンポ:ULTEGRA 6800(クランクのみ9000, RDのみ8000)
ホイール(Front): Lightweight STANDARD GⅢ
ホイール(Rear):手組み(TNI Evolution Light, CX-RAY)
タイヤ:Vittria Corsa Speed TU
サドル:Specialized S-WORKS Romin Pro carbon
重量:6.4 kg

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Text&Photo:S.Kase / Edit:N.Sato

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