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【サポート情報】嘉瀬峻介選手 Mt.鳥海バイシクルクラシック 総合優勝!

去る2019年7月27日&28日は、秋田県由利本荘市で行われた矢島カップ Mt.鳥海バイシクルクラシックに参加してきました!(初出場)

今年で34回目の開催という事で、東北ではかなり歴史の古い大会で1日目のタイムトライアルと2日目のヒルクライムの合計タイムを競う矢島カップもあり、一度は参加しておきたい大会でした。メンツも東北の強豪クライマーが揃っているので、乗鞍に向けて自信をつけるためにしっかり調整して臨みました。

 

■7/27 1st stage 個人タイムトライアル(8km)

1日目は個人タイムトライアル。トライアスロン以外でのタイムトライアルはほとんど出たことがないし、バイクも普通のロードにDHバー装備なので不安はありましたが、もちろんイメージはトップタイムを出すこと。時間は11分程度なのでどちらかといえば得意な時間。

当日の天気は晴れ。出走は15時でかなり暑い時間帯。今回の装備はいつもロードレースで使っているシリウス号にDHバー、とエアロスーツ、少しでもエアロでとベロトーゼのシューズ&ヘルメットカバー装着。上位勢はみんなTTバイクなのでどれほど差がでるかはわからないけどとにかく10分踏み切るだけ。

鳥海バイシクルクラシック1

アップダウンが多いので試走は必須と思っていたのにモタモタしていたら前のクラスのレースが始まっていて大失敗。コースを知っている人にはペーシング間違えると後半垂れると言われたけど、「10分全力ってだけだし平均したら一緒でしょ」っていう適当理論で突っ込む。
暑いので水を浴びてスタートを待つ。定刻に立派なスタート台からスタート。

鳥海バイシクルクラシック2

あとは全力で踏むだけ。聞いていた通り序盤の登りが結構きつく、それが何段か現れる。坂はスピードがある程度落ちるギリギリまでエアロポジションで耐えてあとはダンシングで踏み切る。このあたりの立ち回りはおそらくTTバイクよりは有利なはずなので、登りで少しでも差をつけるイメージ。で、入りの2分410 wの全力ペース(笑)

前半おわって折り返し後の登りはなんとか持ちこたえたけど、そのあとの何段かの坂で垂れまくる。あとはひたすら耐えて、上体が起きて抵抗が増えないようにして回らない足を回してゴール。手元の時計で11:20。去年の優勝タイムより30秒以上遅い。

この大会はすぐ順位が出ると聞いていたけれど、トラブルがあったのかすぐに出ないので明日に向けて日陰のあるコースでしっかりダウンする。ダウンすること15分。会場に戻ったら表彰が終わっていた…笑。結果はトップから17秒遅れの2位。

鳥海バイシクルクラシック3

タイムはTTバイク相手にしては上出来だけど、トップは同じ山形のクライマーの武田さんで、去年は富士ヒルも入賞しているし、かなり手強い。翌日のヒルクライムは17秒のタイム差をひっくり返さないと優勝はできないので、とにかく疲労回復だけを考えることに。

レース後は翌日のヒルクライムのコースを車で試走。ヒルクライムは26kmと距離が長く、仕掛けどころも難しそうだったり途中は下りもあったりしたので後半の斜度がきついところをしっかりチェックしてイメージ作り。この試走で考えた作戦は残り4キロまでは無理せず動かず、以降斜度がきついところでアタックをかけて一気にサバイバルな展開に持ち込む作戦。

鳥海バイシクルクラシック4

山頂は素晴らしい景色だった。
夕食はパスタをしっかり食べて、持参したフォームローラーでゴリゴリ筋肉ほぐして11時には就寝。翌日に続く。

 

■7/28 2nd stage ヒルクライム(26km,1,100m↑)

いよいよ運命の2日目。起床は5時。昨日のアフターケアでは手を抜かなかったので疲労はほぼなく身体の感覚はかなりいい。7時前には会場入りして準備。今日はいつものマエストロ号。

鳥海バイシクルクラシック5

レース前にバーテープとボトルケージも新調してモチベアップ。前日に試走でチェックしたポイントのメモをステムに貼る。

鳥海バイシクルクラシック6

赤チェックが仕掛けどころ。コースの途中にそこそこ長い下りが2回あるので、前日の試走で考えた作戦通り中盤まではアップがてらというイメージ。

 

天気は不安定でスタートまで降ったり止んだり。招集時間になってパレード走行でスタート地点まで行き他の選手とおしゃべり。

マークする選手は去年優勝した熊田選手、昨日のタイムトライアルで17秒差をつけられた武田選手、先月末のツールド美ヶ原で序盤から飛び出して圧倒的な登坂力を見せつけられた長谷川選手。武田選手に17秒のタイム差を返して勝つのはもちろんだが、登坂力的には長谷川選手が1番の敵だと確信しているので、実際やりあうまではそれだけが不安。それ以外にも油断できない選手は多数いる。

定刻の8時20分にスタート。すぐに1人飛び出すが先は長いので先頭でまったりペースで引く。有力メンバー中心に先頭交代してサイクリングペースで進行。逃げは5km地点前後で吸収。斜度が急なところでは自分の所属するLinkTOHOKUのチームメイトのみやけんさんが積極的に動き、抜け出す。集団は焦らず容認してその先の下りでローテンションでペースアップして吸収。勝負はまだ先。今日は脚が有り余って動きたくなってもとにかく我慢。

ちょうどコースの半分の13km地点の給水後に再びみやけんさんのペースアップ。まだまだ辛くない。
以降はまたペースが落ち着いたので様子見のペースアップをしてみたりするけど集団は10人程度。何事もなく進んでいき、今度は2度目の下りが終わった19km地点あたりで新潟の田崎選手の強烈なペースアップ。上げ下げはないが、かなりのペースで引いている。けど自分はまだ全然辛くない。

この動きで集団は7人に絞られる。被せてアタックしたい、けどハンドルに貼った仕掛けどころのメモとサイコンの走行距離を見比べて、初めに仕掛けるポイントの21.9kmを待つ。田崎選手は2kmほど先頭を引いたところで踏み緩めて、武田選手が変わって先頭に。サイコンは21kmなのであと900m。武田選手の番手につけて斜度が急になる21.9kmになったところでイン側から全力アタック。後ろは見ないでとにかく回す。このコースは終盤斜度が急なところが頻発するけど、その距離は長くは続かずすぐに緩くなるのを繰り返す感じの難しい登り。

すぐに斜度が緩む。緩んだ所はほどほどに踏んで次の急なところを待つ。次は22.5km。集団は崩壊して、ついてきたのは熊田選手と長谷川選手の2人。その後ろは見えないので一旦少し緩めて2人を観察すると熊田選手はもうついてくるのがギリギリな様子。長谷川選手も辛そうだけどまだついてくるので少し先頭交代を促す。自分はチェックしていた24.1kmで再びアタック。それでもついてくる。緩斜面では長谷川選手に引いてもらう。熊田選手はもうダメそうだ。

直線で後ろを振り返ると、少し後ろに武田選手が1人で追走してくるのが見える。この2人にはもちろん勝たなければいけないが、武田選手には17秒差をつけて勝たないと矢島カップは獲れない。長谷川選手は前に出るのも辛そうだが、武田選手に追いつかれてしまうからやばいと長谷川選手に発破をかけて前に出てもらう。しかし自分もちぎれそうなくらいのかなりペースの牽き…もしかしたら辛そうにしていたのは三味線だったのかもしれないとかなり焦ったがもう一騎打ちなのであとは単純な力比べ。その後は自分が中心の牽きで残り500mに差し掛かり、ここで長谷川選手がおそらく全力のアタック。自分の脚では500mは絶対に持たないし長谷川選手もおそらく持たないだろう。ここには被せずに後ろにつく。残り300mで一瞬斜度が緩んでラスト200mで急登坂。自分がラスト200mでアタック。後ろが少し離れる。

鳥海バイシクルクラシック7

ゴールが見えたとこで振り向くと5mほどの差で、ここで優勝を確信。あとは全力で踏み切ってゴール。

鳥海バイシクルクラシック8

無事優勝できました。最終的には武田選手とのタイム差も40秒以上広げることができ、矢島カップも含めての総合優勝。

鳥海バイシクルクラシック9

有言実行。レース内容としては久しぶりにイメージ通りの完璧なレースができした。終盤ではレース全体を支配して動かす感じ。最後の敵であった長谷川選手は相当手強かったです、うまく足を使わせたりして最後には先着することができました。決戦の乗鞍に向けて良い刺激入れや自信になったので残りの3週間は全力で調整していきます。

 

今回も長くなりましたが読んで最後まで読んでいただきありがとうございます。
次回はマウンテンサイクリングin乗鞍優勝のレースレポートをお届けする予定ですのでお楽しみに。

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Text:S.Kase / Edit:N.Sato

 

嘉瀬選手のレースレポートをご紹介いたしました。

今回はタイムトライアルとヒルクライムの2本立てのレースで、両レースの総合タイムで順位が決まる大会でした。初日のタイムトライアルでこそ強敵にリードを奪われてしまったものの、得意のヒルクライムで見事挽回をし、総合優勝を果たす事ができました。

次戦は、全国のサイクリストならば知らない人はいない、マウンテンサイクリングin乗鞍。昨年の乗鞍では、チャンピオンクラスで4位という成績を残していますが、この勢いで今年こそは目指せ優勝!!

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▲昨年の乗鞍ヒルクライム ゴールへ飛び込む嘉瀬選手

ご声援をよろしくお願いいたします!

嘉瀬峻介選手について>>

 

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