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ロードバイク

機材選びは慎重に?嘉瀬峻介のヒルクライム術 vol.1

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近年、健康志向の高まりや、漫画・アニメーション作品の影響から高い人気を誇るスポーツサイクル。

自転車の楽しみ方は人それぞれだけれど、スポーツサイクルの花形といえば、やはりロードバイク。無駄のないスタイリングやその走る様は、美しくてかっこいい。もちろん、速く走るだけがロードバイクの楽しみではないけれど、速く快適に走るために生まれたロードバイクの醍醐味はやはりロードレース。自身ではレースに出ないという人でも、国内外のレース情報は無意識にチェックしているのではないだろうか?

そんなロードバイクのレースでも、近年国内で非常に人気が高まっているのが、山岳地帯の峠道などで行われる登坂競技「ヒルクライムレース」だ。ロードレースのように集団走行やチーム戦になる事が少なく、己の実力とタイムが直結するので、高い達成感と充実感を得られることが人気の理由と言える。

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世の中には、そんなヒルクライムレースに特化した「ヒルクライマー」と呼ばれるサイクリストがいる。己の実力が順位に直結しやすいヒルクライムレースの舞台は、完全実力主義の世界。そんな舞台でしのぎを削るストイックなアスリートは、日頃どんな生活を送っているのだろうか?

そんなわけで今回は、トンプソンサポートアスリートの中から、ヒルクライムレースをメインに活躍する現役大学院生アスリートの「嘉瀬峻介」選手に密着した!

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嘉瀬峻介選手について>>

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こんにちは!嘉瀬です。この度はヒルクライム特集ということで、私とヒルクライムについてのお話を何編かに分けてご紹介していきたいと思います。今回の記事では私が使用している機材をご紹介したいと思います。

私がヒルクライムレースで愛用しているバイクは、THOMPSONの軽量バイク、「MAESTRO」です。下の写真は私がヒルクライムでレースの際に使用している機材とスペックです。

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■バイクスペック

【メインコンポ】6800系アルテグラ(クランク、スプロケットのみ9000系デュラエース。歯数はフロントが50-34、リアが11-28)
【ホイール】cx-ray手組みカーボンホイール
【タイヤ】Vittoria corsa speed チューブラー
【ステム】TNI helium17
【バーテープ】KABUTO BT-06
【チェーン】SHIMANO 105(モルテンスピードワックス施工+レースパウダー)
【総重量】6.4kg

 

レースで使用する機材はやはりこだわりたいですよね?今回はヒルクライムにおいて速く走るための機材選びやチューンアップについて説明したいと思います。

まず機材でタイムに最も直結するのは重量。山の麓から頂上までロードバイクを漕いで持っていくわけですから軽いに越したことはありません。私はTHOMPSONの中でも最軽量のフレームであるMAESTROを使用しています。

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MAESTROについて>>

このMAESATROと様々なパーツをアッセンブルするわけですが、パーツにもこだわっています。パーツは軽く、摩擦や転がりの抵抗がなるべく少ないものを選ぶようにしています。

 

まずはホイールです。ホイールは走る時は常に接地し回転し続ける部分。私はホイールには外周部(リム、タイヤ)の軽さ、タイヤには転がり抵抗の少なさを求めます。私は中でもトップレベルに転がり抵抗が小さいという実験結果のある(調:Bicycle rolling resistance)、Vittoria Corsa Speed(チューブラー)を使用しています。

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次はチェーンです。チェーンも走行時には常に回転し、ホイールに駆動力を与える重要な役割をしています。最近ではビッグプーリーや、より抵抗の少ないチェーンオイルなども注目されていますが、常に駆動パーツと擦れ合うチェーンの摩擦抵抗を小さくすることで多少なりともアドバンテージになると考えています。

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レース前は必ずチェーン洗浄し、より抵抗の少ないワックスを使用します

私は機材の重量、転がり抵抗、駆動抵抗、これ以外にも自転車で乗っている時にかかる最大の抵抗と言われる空力抵抗などを減らし少しでも無駄をなくすことで速く走れるようにしています。自転車は非常に多くのパーツから構成されているので、このように機材選びやパーツの組み合わせを突き詰めていくのも、自転車の楽しみを見出せるポイントかもしれません。

 

機材の軽量化はヒルクライムにおいて非常に重要ですが、軽ければ軽いほどいいということもありません。軽さと、安全性や耐久性、剛性はトレードオフだからです。バイクを軽く作れば作るほど、軽いパーツを選ぶほど、自転車にとって大切なものを削り落とすことになるのです。

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ここのバランスはやはり実際に乗ってみて、使ってみて選ぶのが1番いいと思います。私の使用するMAESTROは軽量でありながら、石畳の国ベルギー生まれのしっかりとした乗り心地でバランスのいいバイクだと感じています。実際にロードレースでも使用したことがありますし、レースでの下りも安心して下ることができましたよ。

THOMPSONでは定期的に試乗会も行なっています。興味のある方は是非、実物を見て、乗って確かめてみてください!

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ここまで、機材について説明しましたが、その機材に乗る本人の方の重さの方が自転車に比べたら遥かに重いわけなので、ペダルを漕ぐパワーが一緒であれば、体重がタイムに最も直結します。もし、「1秒でも早く登りたい!」という方は自分の体重を削ることも必要です。

ヒルクライムにおける減量とパフォーマンスについてはまた次回に説明していきたいと思います!

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—-トンプソンコメント

トンプソンのバイクの特徴としては、前述があった通り振動吸収性能や頑丈さ、強度を重視した作りをしていますが、こんなに軽く仕上げることができるなんて、私トンプソンスタッフもオドロキです!

嘉瀬選手のバイク構成を見てみると、よくヒルクライムバイクにありがちなバーテープレス、フロントディレイラー撤去、下ハンドルカットといった、いわゆる「極端な軽量化」は行っていません。それでも、バイクの総重量は6.4kgという事なので、軽量バイクとしてのポテンシャルはじゅうぶん高い事が伺えます。

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言われてみれば、路面のデコボコや段差って、ヒルクライム中だと余計に鬱陶しく感じますよね。ペダルを回すのに必死なうえにスピードがでないのに、「これ以上足止めするな!」って思っちゃいます(笑) 振動吸収性能という要素はマストなのかもしれません。ヒルクライムだからといってすべてを犠牲にして軽量化をすればいいのか?というと、そうでもないようです。う~ん、奥が深い!

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Text:S.Kase / Edit:N.Sato

 

今回は、ヒルクライマー嘉瀬選手の機材についてご紹介いたしました。

次回は、嘉瀬選手のヒルクライムにおける減量とパフォーマンスについてご紹介して頂きます。お楽しみに!!

 

【嘉瀬峻介プロフィール】

1995年12月27日生まれの24歳。山形大学 大学院に在籍中の、現役学生アスリート。
大学時代の4年間は学校のトライアスロン部に所属しており、当時はトライアスロンとヒルクライムの2本立てで活動。

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2016年のいわて国体トライアスロンには山形県代表として出場しつつ、榛名山ヒルクライムや蔵王ヒルクライムといったレースでも入賞・優勝といった成績を収めており、クライマーとしての頭角を当時から表していた。

しかし、より自分の実力を発揮できるヒルクライム・ロードレースをメインに活動していきたいという想いから、2018年よりロードレース競技1本に絞る事を決意。2019年は学生生活最後の年という事で、ヒルクライマーのてっぺんを目指し日々邁進中!

嘉瀬峻介選手について>>

 

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