THOMPSON MAGAZINE

ロードバイク

【よみもの】最近よく耳にする”スルーアクスル”とは??

昨今では、ロードバイクにもディスクブレーキ化の波が来ています。

ディスクブレーキというと、やはりイメージが強いのはMTB(マウンテンバイク)でしょうか。MTBブームの起きた1980年代後半~90年代前半頃は、Vブレーキを採用したMTBが多い印象ですが(世代じゃない方すみません^^;)、優れた制動力・性能を誇るディスクブレーキは徐々に浸透し、現在ではすっかりオフロードの世界ではスタンダードとなりました。

最近ではMTBをはじめシクロクロス車、ツーリング車でもディスクブレーキを採用するバイクが非常に増えましたね。トンプソンのグラベルラインナップR9300 GRAVELも、ディスクブレーキを採用しています。

R9300 GRAVEL-01

さてそんなディスクブレーキですが、ロードバイクに採用される兆しが見え始めてから、ブレーキに関するパーツ規格の部分もピックアップされることが増えてきたように感じます。そんな中でも特に耳にするのが「スルーアクスル」ではないでしょうか?

難しいお話や規格・数字が多い今回ですが、これを機に是非最新規格情報をマスターしてみましょう!

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■そもそもディスクブレーキとは?

ディスクブレーキとは、ホイールの中心部分に装着されているディスクローターと呼ばれる部分を、ブレーキキャリパーで挟んで制動するブレーキシステムです。

通常のリムをブレーキシューで挟んで制動するタイプとは異なり、ローターを挟んで制動するため泥がつまりにくい、ウェット時でも制動力が変わりにくい、油圧式ブレーキの場合引きが軽い等、メリットはたくさんあります。

ディスクローター
(ところで、ディスクローターって単純にカッコいいですよね!)

オートバイや自動車ではこのタイプになりますね。エンジンが付いて車重も重たい乗り物なので、自転車のディスクローターとは比べ物にならないサイズですが^^;

でも、バイクにも自転車にもブレーキローターとブレーキキャリパーが装着され、ブレーキホースにはブレーキオイルが流れていて・・・スケールが違うだけで、実は構造は自転車と一緒なんです。

disc brake motorcycle

 

■スルーアクスル?クイックレリーズ?何が違う?

さて今回のメインのお話です。

スルーアクスルとは、フレームを車輪に固定しているシャフトの事。要するに車軸ですね。通常のロードバイクではクイックレリーズと呼ばれるシャフトが使われていますが、ディスクブレーキ搭載車ではスルーアクスルが使用されることが多いのです。

スルーアクスル
(スルーアクスルが登場する前までは、クイックレリーズ×ディスクブレーキの組み合わせがありましたが、最近では見かける機会が減りましたね~。)

クイックレリーズと比べると、だいぶ太いですね。固定方法も異なります。

車軸部分はクイックレリーズと異なり、ドロップアウトではなく丸穴が空いています。ここに、先ほどのスルーアクスルシャフトを貫通させてホイール固定しているのです。

スルーアクスル2

そして、シャフト側の雄ネジをフォーク側に切られている雌ネジにねじ込んで固定します。

R9300_2

 

■スルーアクスルの利点

上記でご紹介した通り、クイックレリーズとスルーアクスルでは固定方法が大きく異なります。どちらにもメリット・デメリットがありますが、今回テーマのスルーアクスルには

・シャフトが太いので剛性が高い
・しっかりと固定できるので信頼性が高い
・クイックレリーズとは異なり、構造上フレームにホイールを確実にまっすぐに固定することができる(メンテナンス台にぶら下げた状態でホイールを嵌めても、まっすぐ固定できるという事です。)

等のメリットが挙げられます。

反面、クイックレリーズのようにカムレバーを緩めて、ホイールをポンと叩いて外す事はできません。シャフトを抜き切らないといけないため、脱着に時間がかかるのはデメリットかもしれません。

スルーアクスル3

 

■スルーアクスルの規格

さて、ここからがややこしいお話です。なんと、スルーアクスルにもサイズ規格が存在します。「アクスルシャフトの径」と、「フレームのエンド幅」です。

シャフト径は、使用するフレームの規格に準じます。例えば、フレーム側の対応シャフト径が12mmなら、12mmのホイールとシャフトでないと装着できません。

スルーアクスル4

トンプソンがラインナップするディスクブレーキロードモデル「CAPELLA Disc」「MAESTRO Disc」では、

アクスルシャフト径:前後12mm
エンド幅:フロント100mm / リア142mm

を採用しています。近頃のディスクロード事情的に言うと、一般的なディスクロードの規格といえます。リアのエンド幅も、たくさんあって難しいですね。
(MTBやシクロクロスでは15mmのシャフト径や、ブースト規格なんてものも存在します。)

まだまだディスクブレーキタイプのロードバイクは過渡期と言えるかもしれませんが、最近では上記の規格で安定しつつあるように感じます。もうそろそろ、ディスクブレーキの流れがロードバイクにも来るでしょうか?

capella disc2

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以上、スルーアクスルについてご紹介させていただきました。

従来までのリムブレーキタイプと新たなディスクブレーキタイプ、どちらにもメリットデメリットがあり、どちらも乗ってみるとそれぞれ良さがあります。

リムブレーキタイプが廃れディスクブレーキが主流になるのか?果たしてどうなるのかは分かりませんが・・・自転車の時代が大きく変化する時が来ているのかもしれませんね。

ディスクブレーキホイール-01

 

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